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更新日:2024年9月11日
明石市では「SDGs未来安心都市・明石」を掲げ、ジェンダー平等を推進し、性別などにかかわらず誰もがその個性と能力を発揮し、いきいきと活躍できる社会の実現を目指しています。
2022年7月に「明石市ジェンダー平等の実現に関する検討会」から受けた提言に基づき、ジェンダー平等の実現に向けた推進施策を持続・発展させるために、様々な取組の基本指針となる総合的かつ包括的な条例がつくられました。
ジェンダーとは、「女性・男性はこうあるべき」という社会の中でつくられたイメージや役割分担のことです。消防士と言われると男性を、保育士と言われると女性をイメージする人もいるかもしれませんが、こうした仕事や役割と性別は本来関係ありません。
性別等にかかわりなく、一人ひとりがその個性及び能力を十分に発揮できる状態のことを言います。まだまだ「男だから」「女だから」といった先入観や固定観念による決めつけ、押し付けなどがあり、これらをなくしていくことがジェンダー平等につながります。
ジェンダー平等社会を目指して、明石市が市民や事業者の皆さんと一緒に取り組みを進めていくための指針を示したものです。
なお、この条例では、男女といった固定された性差だけでなく、男性、女性もそれぞれ多様であるという視点を持つなど性の多様性を大切にしています。
ジェンダー平等に向けた取組は、インクルーシブ社会の実現につなげる一つの要素であり、まずはすべての人が個人として尊重されることが重要だと考えています。
セクシュアル・ハラスメントや、妊娠、出産、育児又は介護に関するハラスメント、DV(ドメスティック・バイオレンス)、カミングアウトの強制や禁止、アウティングなどを「性別等に起因する人権侵害」として禁止しています。
男女問わず個人の能力によって役割分担を決めるべきところを、「男は仕事」「女は家庭」のように、性別による役割の決めつけや思い込みが社会の中でたくさん残っており、それによって自分のやりたいことができなかったり、傷つけられたりする人がいます。
社会には性別による固定的な役割分担意識が存在するということを意識して行動することで、これらに基づく制度や慣行を見直すことに繋げます。
社会におけるジェンダー平等を実現するためには、意思決定過程におけるジェンダーバランスは不可欠です。ジェンダーバランスが図られることによって、性別等にかかわりなく誰もが意思決定に参画できる機会が保障されていることが実感でき、さらには見落としていた視点や論点が可視化されます。
また、多様な人びとが意思決定に参加することで、多角的な視点から政策課題を検討することができ、新しいアイデアや提案によりイノベーションが起きやすいと言われています。
そのため、政策等の策定に大きな影響を与える審議会等の委員を選任する場合は、性別等の比率になるべく偏りが生じないように配慮するように努めることや、防災や災害対応に係る取り組みを進める際には、性別等にかかわりなく多様な市民の参画できるようにすること等を示しています。
市の防災会議の様子
女性のライフサイクルを通して、性と生殖に関する健康・生命の安全を権利をしてとらえるもの。